日大生産工学部建築工学科

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川島 晃 教授

川島 晃 教授

専門 建築構造力学
研究テーマ 空間構造の”形態と力の伝達機構”および”冗長性の評価”に関する解析的研究
主な担当授業科目 建築構造力学Ⅰ・同演習 建築構造力学Ⅱ・同演習  建築構造力学Ⅲ・同演習
出身地 千葉県成田市(旧:下総町)
趣味 ゴルフを嗜む

先生への質問

現在の研究分野について教えてください。

「空間構造のかたちとつよさを分析する方法論とこれを如何に実践するか」を主題として、“ものつくりと連動した力学の研究”を行っています。建築は永い歴史がありますので先人が積み重ねてきた力学感を紐解き、授業に反映することを心掛けています。現在は“エッフェル塔”に関する本学貴重図書を通して、19Cのフランスの街並みに突如として出現した鉄塔−ちからが水の流れのように伝わる幾何学的な美しさとその力学−を紐解いています。今後は造形家や芸術家との情報交換(コラボレーション)を目標にしています。

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卒業研究について

“ものつくりの力学”を実践するための基礎とは何かを学ぶこと、および社会人基礎力「グループワーク」を重視して個性を如何に発揮するか創意工夫しながら自分自身を成長させることを目標にしています。次の主テーマ1と2を進捗状況に応じて発展させることを希望します。
1.空間構造の形態と剛さに関する研究
a)フォルム構造(張力システム)、b)ベクトル構造(立体トラス・曲面トラスシステム−エッフェル塔)、c)テンセグリテー構造(引張力と圧縮力の複合システム)特有の「余力を最大限発揮させる形態と剛さの分析」に向けて、当研究室が開発した「応力法によるコンピュータシミュレーション」を活用します。また構造模型制作を通して、空間構成・面構成・線構成への落とし込みとそのフィードバックによる剛さと変形に関わる物理的・力学的現象論を実践的に学びます。
2.構造デザインへの光弾性実験の活用に関する研究
光弾性実験は構造体の内部に生じる力の流れ(応力集中)を縞模様として視覚的に捉えることができるので、形態と応力集中の関わりを分析する最も実践的な方法です。本テーマはa)面構造、b)曲げ構造、c)張力安定構造の構築における光弾性実験の活用方法を研究します。

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ゼミナールについて

ゼミナールAでは1)建築構造力学の復習(5回)、2)「空間デザインと構造フォルム」の基本形(5回)および3)この基本形が建築作品としてどのように応用されているか事例を調べ輪講形式で学びます(5回)。ゼミナールBではa)空間構造のフォルムを表現できる幾何学的な技法(5回)、b)構造フォルムのモデリング手法とコンピュータシミュレーションの基本(5回)およびc)グループワークにより構造模型作品を制作して“かたちの美しさとつよさ”を競い合います(5回)。

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建築の道・現在の専門分野に進んだ理由を教えてください。

人間の習性として、多感な高校までの生活を振りかえると現在との繋がりが見えてくるようです。自分は不器用なのですが体を動かすことが好きで、中学・高校では陸上競技に没頭しました。最終種目は競争相手の比較的少ない円盤投げです。コーチがいなかったため専門書を実践しながら遠くに飛ばすため独自の回転運動(運動の力学)を訓練しました。力学は奥深く大変難しいのですが、究めることを生きがいとしています。

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どんな大学生でしたか。

4年間で卒業できるか大変不安でしたので1年次はとにかく授業に出席しました。2年次は初心を見失い(中だるみで)サボることが多かったです(専門基礎科目が増えますので後々困ります)。3年次のゼミナールではデザイン系を諦め、団体行動が苦手なこともあり力学中心の研究室を選びました。ゼミナールは少人数科目なので事前に与えられた問題を発表し、間違いを指摘される(輪講)形式であった。本来負けず嫌いな性格なので特待生と張り合っていました。4年次は研究室に寝泊りして力学計算のコンピュータプログラム作りに没頭しました。おかげで、成績は悪かったのですが研究室での存在が認められ大学院に進学できました。

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現職に就かれるまでの経歴について教えてください。

大学院を修了した昭和53年当時は第1次オイルショックの影響で、就職はかなり厳しい時期でした。偶然にも助手の先生が退職される時期と重なっていましたので、(コンピュータ計算が得意なこともあり)副手として残して頂きました。キャリアーが無いところは研究室OB会の諸先輩・後輩との繋がりで、生産(企業)実習および就職指導を行ってきました。

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教育において、どんなことを重視していますか。

ゼミナールと卒研指導においては、学生時代の環境と同じように居心地の良い研究室であることおよび対話を重視しています。と言うのも学部3年次から助手の先生の説教(研究室に入りびたりなこともあり毎週数時間)のおかげでまともになった!経験に基づいています、自分勝手な性格が強かったのかもしれません。よく言われますが、若いころは怒られている間が花であり、怒られないということは脈が無いということに繋がります。

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ご趣味について教えてください。

不器用な人間なので趣味と言われると返答に困ります。大学1年次の体育実技で選択した“ゴルフ(運動の力学)”は今日まで長続きしています。最近は足腰を維持するためにも大学近くの練習場で週2回のペースで汗を流しています。練習場は社交の場で年配の方々から遠くに飛ばすための方策を教わりながら楽しい時間を過ごすことができます。今夏は英会話の外人の先生と知り合いになれましたので実益も兼ねています。

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建築を志望している学生や在学生へのメッセージをお願いします。

建築工学は“安全で安心して暮らせるより良い空間を創造するものつくり”ですから如何にして喜んで頂ける仕事をするか(人生の)目標が明快で、“他分野にも適用可能な感性を身に付けること”ができます。ある情報系分野の社長さん(研究室の後輩)から“建築出身者はユーザー(クライアント)にとってより良いものを提供する習性がある“ので、やる気と持続性および協調性があれば十分ですと言われています。入学時の初心(志し)を忘れず地道に温めて下さい、壁にぶつかった(目標を失った)ときこそ初心を・・・・・・・・・・。

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