日大生産工学部建築工学科

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亀井 靖子 准教授

亀井 靖子 准教授

専門 建築計画
研究テーマ 住宅計画全般、近現代建築の維持保存・記録(DOCOMOMO)、和室の世界遺産的価値
主な担当授業科目 住居学、建築維持保全、建築設計
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出身地 東京都新宿区
趣味 散歩(日向ぼっこ)、国際交流、一日一ツイート

先生への質問

現在の研究分野について教えてください。

「快適に永く住む」そのためにはどのようなことが大切なのでしょうか?それを見つけるために、住宅のプラン、街並み計画、コミュニティ、維持管理、居住者意識・・・など、ソフト面から調査研究を行っています。今までの研究では、住宅の増改築がどういったサイクルでどういった理由で行われているのか、居住者の街並みに対する意識向上はどういった理由で起こるのかなどを明らかにしてきました。こうしたことから“快適に永く住むためのヒント”が少しでも得られればと思っています。

日本に興味があります。
日本建築は、グローバリズムの波に飲み込まれつつも不思議な日本らしさを持っています。
日本のモダニズム建築も、西欧の影響を受けつつも日本らしさを生かした建築が多いことが特徴です。
(例えば、丹下健三の代々木体育館など)
住まいを軸に「日本・日本人の生活」の特徴・価値(守り・継承すべきもの)を明らかにすることで、日本の街並や景観が守られていけばと考えます。

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卒業研究について

8月中(23日以降)に第1回の卒研ゼミを開催します。(詳細は4月以降)
その後、スケジュール調整を行いますが、論文提出までの期間が短いことから、週2回程度の卒論ゼミを考えています。
ドコモモワークショップ・国際会議期間(9/6-15)は変則となります。

・・・・・・
①問題を見つけ、②解決するためのアプローチ方法を考え、③少しでも解決の方向へ導き、④その過程を人にわかるように伝える。この一連の作業を半年~1年かけて学びます。大卒の意味、それがここで培われると思っています。
前向きに論文に取り組み、自信を持って粘り強く、そして最終的には研究を楽しんで欲しいと思います。

海外研究や英語を使った研究に興味がある学生や、
大学院へ進学も含め3年間かけてじっくり研究したい学生がいたら、新たな研究室を一緒に構築しましょう!

2020年度の研究テーマ(予定)
1)日本の住まい(評価軸と日本らしさ)についての研究
オランダで実施したアンケートと同じものを日本にて実施し、日本の住まいの特徴について分析する。
(オランダの住まいについての調査との比較研究も可能)
2)代官山ヒルサイドテラスを中心とした、代官山の魅力に関する研究
この研究に従事する学生は、
可能であれば、9月6~10日のドコモモ学生ワークショップに参加(自費)してください。(すべて英語)
詳細:https://docomomo2020.com/theme/
3)デルフト市内運河・橋周りの活用
4月・5月、デルフトにて観察調査を行います。旅費・滞在費共に自費となりますが、参加できる学生はぜひ!
4)その他、現在検討中。
5)自分で研究したいテーマがある人は、きっかけ・目的、調査方法などについて、写真や図を入れて分かりやすく提案下さい。(A4サイズのレポート2枚にまとめる。)
メール上で質疑応答を行った上、研究として面白いもの・研究の可能性があるものは採用します。

研究分野:
1) 住宅における和室の優位性について
2) 近現代住宅を中心とした建築の維持保存・継承
3) docomomo選定住宅の維持管理・評価
4)建築分野における女性の活躍について
5) 宮脇檀の設計・教育思想について

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ゼミナールについて

今までのゼミナールでは、
・ドコモモジャパン選定建築の評価書づくり
・教育者/宮脇檀について
・居住空間デザインコース塾長 宮脇檀を学ぶ
・ドコモモ国際学生WS関連テーマ代官山ヒルサイドテラス(槇文彦)を読む
などを行っています。

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建築の道・現在の専門分野に進んだ理由を教えてください。

中学校の時の友達のお母様が建築家で、スキー旅行に一緒に行ったときに車窓から見えた住宅を指して、「これ、私が設計したの」とおっしゃったのがとても印象に残っており、それ以来“建築家”というものに漠然と憧れを持ちました。でもよく考えると、エンジニアの父が家で図面を引いており、母が書道・華道・茶道を自宅で教えており、なんとなく「図面+日本文化+教育=建築の先生」だったのかもしれません。

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どんな大学生でしたか。

建築学生としては、友達と表参道のオシャレなショップを覗いたり、建築の展覧会に行ったりしていました。
大学生としては、バックパックで一人旅をしたり、サークル(テニス・ミュージカル)に参加したり、バイト(レストラン・塾講など)をしたりして、自分の時間を存分に楽しんでいました。とにかく、いろんなことに興味を持ち、何かに取り組んでいた気がします。

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現職に就かれるまでの経歴について教えてください。

新しいことを学ぶこと、人からいろいろ教わること、人の経験や考えを聞くことが好きで、正直、教える立場・人に自分の経験や考えを話す立場になったときは戸惑いました。でも、誰よりも多く授業や講義を聴いていると思うので、その経験を生かした授業をしたいと思っています。
また、自分が経験から学んだこと(宮脇先生のことや海外経験など)について、多くの学生にしっかりと伝えたいと思っています。

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教育において、どんなことを重視していますか。

学生たちが何かに夢中になって、それを楽しそうに話してくれるのが至極の喜びです。
もし、やりたいことがなくても、先生や友達とその時々の時間を気楽に過ごしてください。
最初は苦手だったり、面白くなかったりしたことが、いつの日か楽しいことに変わっていることに気づくでしょう。

卒業研究ではそれぞれの学生の能力を伸ばすことに力を入れたいと思っています。
そのために、できりだけ学生の声に耳を傾け、接したいと思っています。
そして、時には優しく、時には厳しく指導したいとも思っています。
最終的には、学生たちが世界でも活躍できるように、仕事への取り組み方や立ち振る舞いについても指導できたら最高ですね。

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ご趣味について教えてください。

様々な分野で活躍している人と会い、いろいろな経験談を聞くこと。
その時に美味しいお食事も一緒だったら最高です。
国際交流には特別な思い入れがあり、日本では思いつかないような考え方や生き方に触れると嬉しくなります。
でも、海外の人と交流するには自分もそれなりに日本のことを理解していないと楽しめないので、
そのための努力をしようといつも心がけています。
最近は、日本の文化の集大成と言っても過言ではない「茶道」に興味があり、少しずつでも学んでいきたいと思っています。
また、一時習っていた乗馬に未練があり、暇を作ってまた通えらたらいいなと思っています。

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建築を志望している学生や在学生へのメッセージをお願いします。

建築関係の仕事は人の命を預かる仕事なのでとても責任のある仕事です。
したがって、大学での課題や授業も大変です。甘い気持ちで大学に入ると、つらい日々が待っているでしょう。
でも!「クリエイティブな仕事」で、「あらゆる分野と関係のある仕事」で、「バラエティに富んだ職種から自分に合った職種を選べる仕事」でもあります。
建築の学生は名前の通り建築的な考えを持っています。
いろいろなことに興味を持って、ポジティブに大学生活を楽しんでください。
そして、将来どんな道に進んでも、豊かな空間を周りの人々に提供欲しいと思います。
花一輪飾るだけでも、ゴミ一つ拾うだけでも、空間の豊かさ・心の豊かさが変わることを皆さんなら分かっているはずです。

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