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特集作品
- 小道の上の学生集落
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「人は谷に集まり、川に寄り添って落ちつく。」
道は人が通るだけでなくその場所の環境が流れていく川である。家々の谷間に続く道は通る人にその場所の表情や雰囲気を伝え、常に生活の中にある道はその時々で様々な光景をつくる。
しかし今日、生活の場としての道は少なくなってきている。道は本来、地域交流のための共同の居間として存在すべきである。ここ大久保商店街でも学生が日々往来しているにもかかわらず、学生と地域住民の交流は少ない。両者が行き交うこの町で、学生たちが地域住民の利用する小道に寄り添って集落をつくる。
そうして、学生から行き交う人々と交流することは、学生たちが大久保に溶け込み、大久保全体が一つになるきっかけになるだろう。
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